トピックス

ペレット班始動!

2021年06月10日

今年度から「ペレット班」という新たなグループが活動を始めました。

「ペレット」と言ってもあまり馴染みのない方も多いのではないでしょうか?

木質ペレットとは、木材を機械で細かく砕き、圧力をかけて直径6~8mm、長さ10mm程の円筒形に成形したもので、主にペレットストーブの燃料として利用されます。(「ペレットストーブ」についてはいずれまた紹介したいと思います。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ペレット製造機(上)と、完成したペレット(下)

一般的な木質ペレットは、森林の間伐材や、製材工場で発生する「のこ屑」等の再生可能な木材資源を利用するのですが、当園の「ペレット班」で使用する材料は少しユニークなので紹介させて頂きます。

①廃棄菌床ブロック

 こちらも耳慣れない言葉だと思いますが、当園の「作業センターふじなみ」では、おが屑で作ったブロックに椎茸菌を打ち込んだ「菌床ブロック」を使い椎茸の一貫生産を行っています。そこで使用済みとなり、乾燥させたブロックを粉砕し、木質ペレットを製造しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作業センターふじなみで使用済みとなり、乾燥させた菌床培地ブロック

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダンボールに入ったブロックを、作業センターふじなみのハウスからペレット製造機まで運搬します。

②リンゴの剪定枝

 地元地域の特産である「池多りんご」の農家から、剪定作業で切り落とされた枝を頂き、木質ペレットを製造します。農家さんにとって、剪定作業で切り落とした枝の処分は重労働であり、枝を集めてペレットに再生加工する事は地域貢献にもつながると考えられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

リンゴ農家から集めてきたリンゴの枝

 

利用者さん達にとってはブロックの入った段ボールや、リンゴの枝の運搬が主な仕事になります。このようなA地点からB地点までの運搬作業は分かりやすく、やりがいや達成感を感じられる作業になっています。