ペレット班の「地域貢献」
2023年02月20日
ペレット班では、「作業センターふじなみ」での椎茸一貫生産で使用済みになった「菌床ブロック」を機械で粉砕し、木質ペレットを製造しています。
そして、その作業と並行し、もう一つの材料を使ったペレットも製造しています。
その材料とは…
この山積みになった木の枝です。
この枝は、地元地域の特産品である「池多リンゴ」の枝を回収してきた物です。とても美味しいと評判の「池多リンゴ」ですが、収穫を終えた今の時季、リンゴ農家さんでは「剪定作業」という、伸びた枝を切り落とす作業が始まっています。
その「剪定作業」で切り落とされた枝を処分するのが、農家さんにとっては大変な重労働なのです。
そこで我らがペレット班では、リンゴ畑で切り落とされた枝の回収作業を請け負い、その枝を使った木質ペレットの製造を開始したのです!
回収してきた枝を台車に積み、ペレット製造機が設置されたハウスまで運搬するのが利用者さんの仕事です。
みんなイキイキと作業に取り組んでいます!
リンゴ畑に枝の回収に行くと、農家さんからは大変喜ばれます。何せ、この重労働を引き受けてくれる者など、これまで存在しなかったのですから…。
これまで当園では、「地域との共生」というテーマに取り組んできました。「地域との共生」のためには、「自分たちが地域にどれだけ貢献できるのか」が大きなカギになるとペレット班では考えています。
「障害者=出来ない人」と思われる事も少なくないかもしれません。しかしそんなことは決してなく、一人ひとりの「出来ること」や「得意なこと」を活かし、地域のお役に立てることが、自分たちの喜びや、やりがいにつながる。そう信じて、ペレット班は今後もこの取り組みを続けていきたいと思います。