トピックス

めひの野園

2024年度全体職員研修会を行いました。

2024年03月31日

 3月30日(土)、2024年度全体職員研修会が高志会館「薫風」で行われました。

 めひの野園の全体職員研修会は、全職員の研鑽と、利用者に対する支援の向上を目的に毎年行われています。

 今回の研修会は、現在のパナソニックホールディングスを築き上げ、「経営の神様」と称えられた松下幸之助が遺した「企業は人なり」という言葉をテーマに開催されました。

高志会館「薫風」での全体職員研修会

 

 各事業所・委員会の2024年度事業計画や、今年1月1日に発生した能登半島地震の人的支援に向かった職員による支援活動報告、そして「活き活きとした職場作り」をテーマに事業所ミーティングが行われました。

 それぞれの事業所において、より活き活きとした職場を作っていくためにはどうすればいいのかを語り合い、充実した研修会になりました。

どの職員も真剣なまなざしで聴講しました。

 

 今回の全体研修会で学んだことを活かし、次年度の利用者支援のさらなる向上につなげていきたいと思います。

 

作業センターふじなみ

福祉の資格をとること

2024年03月16日

めひの野園の職員は福祉の資格を入職後に頑張ってとる人が結構います。

作業センターふじなみでは、実は春から社会福祉士の資格を持ったものが4人いることになるらしいのですが、その大半が仕事についてから資格を取得しています。

しいたけ栽培を通じて、障がいのある方の働くを支援しているわけですが資格の意義についてふと考えてみました。

それというのも、ある利用者の方にこの前こんなことを言われたからです。

「〇〇さん(職員)は社会福祉士持っとるから私のことなんでもわかっとるね!頭良い資格だし!」

そう言われたとき、私はこの資格をとってどんなことが利用者の方にしてあげられるのかとはっとさせられました。

その場で、

今までの経験、知識や関わりの中から彼らの障害特性は理解していることもあるし、サービスもわかる。

ただ、彼らが望むことをしっかり提供できるのか、この資格があるから?となると心の中で答えることはできませんでした。

でも、彼らにとってはこの資格が、ある意味目印になっているのかもしれないと。とても深く考えるきっかけになりました。

 

じゃあ、結局資格とはなんなのか?

勉強して頑張ってとる意味はなんなのか?

それは資格の合格はスタートラインで、その合格に向かうまで勉強した時間や知識を利用してさらに自分の支援している彼らに質の高い支援をすることで彼らの暮らしをより良いものにすることなのかなと。

資格をとっただけで障害特性や自閉症の支援が急に上手くなるわけはないのだ。

そのための勉強というのは終わりがないし、その下地があるから自分たちの福祉がどんな位置にあるかをわかるんだと。

めひの野園でそれってどんなことなのか。

その利用者の方に後日、「めひの野園で1番嬉しいことは何?」と聞いてみた。

すると、「ようわからんけど、自分の部屋があることかなー、誰も入ってこんし、ずっとゆっくり寝とれるわ。」と返ってきた。ここに至るまでいろいろな施設にいたことがあるということを本人から聞いて、そこでは自分だけの部屋はなかったと言われた。

私ははっとした。いろいろな行事や楽しいことを提供したり、いろいろな人との関わりもあるのに、その利用者が1番良かったことは当たり前にひとりひとり個室があることで、めひの野園の環境で、そこでゆっくり誰にも邪魔されず寝れることだった。これはめひの野園にとってとても誇れることであるが、普通の暮らしとしたら当たり前こと。それぞれに個室がある暮らし。それを気づくということは案外今の福祉においては難しいものなのかもしれない。

こんなことについて、最近はつらつらと考えては悩み、利用者の後ろ姿をじっーと見つめる。作業センターふじなみでは今年の春からまた何ができるのだろうか?

資格を持つ私たちが彼らに支援をする意味。

地域の人を巻き込んで、支援の質を向上させて、技術を使って彼らの見えにくい本当の想いを聞き、まだ障がいのことを知らない人にも理解を深めてもらう仕掛けをして最大の理解者になってもらったり。今年度行ったオープンファクトリーはその足掛かりになるように思う。地域や保護者の方の切実な悩みを聞いてここがあるよと安心してもらう。

これを継続していきながらさらに発展させることで、彼らが地域で当たり前の暮らしができて満足できるような、そんな支援をしていきたい。

新たな報酬改定もあり、その内容を見るといかに支援の質というものが問われているのかと思わされずにはいられない。

そのことを理解するために、頑張ってとった資格というものは決して無駄にはならない。あとはそこからがスタートだということを忘れないように来年度に臨みたい作業センターふじなみの一職員なのでした。

 

 

作業センターふじなみ

今年度を振り返って

2024年03月04日


少し前の話ですが、利用者の方と関東に旅行へ行ったときの話です。

私は早く来たその彼女と富山駅のベンチに座りみんなを待っていました。

彼女はときどき突飛なことを投げかけてくるのでどのように返事を返せばよいのか少し戸惑うことが私にはありました。

問いに真面目に答えても、なぜか彼女のハマる答えにならないことが多く、少し興奮されたり、問いかけが終わらないことがあるからです。

なんとなく彼女との会話に緊張するようになっていきました。

その日も私に問いかける彼女。私は困ったなーと少し思い悩んだ様子でいると、彼女の方から「これは連想ゲームなんです。だから、なんでもいいんだよ。ゲームだから答えれば」と言われたのです。

私は目が点になりました。「なんでもいいの?」と。そこで試しに適当な返事を返してみました。

次に彼女もとんでもない問いを被せてきました。そこに私も恐る恐る被せていくとあっという間にみんなを待つ時間は過ぎていったのです。

その後、新幹線に乗り、弁当を食べるときに彼女は私に弁当を譲ると言ってきかないのです。他の職員が食べたら良いよと言っても私にあげると言って。自分は朝にこだわりの一品を弁当屋で買って食べたからと。

こだわっているのもあり、私は受け取ることにしました。彼女のその行動はこだわっているという意味では一緒でも普段とは違うように感じました。

旅行を満喫して夜に利用者さんたちとみんなでホテルに戻る際、ふと彼女と会話をした。

「どうして弁当くれたの?」私が聞くと

「嬉しかったんです。ゲームに付き合ってくれて」と。「私、寂しいんです。だから、連想ゲームをするんです」と言っていた。

私ははっとさせられた。

今までどう対応するのが正解だと模索していたことは彼女にとってはゲームだったのかという謎が解けた安堵感と共に、彼女からそれを教えてもらったという情けなさとか、なかなかその意図をうまく伝えられなかった彼女に早く気付いてあげれたらという申し訳なさがあったからだ。

自閉症の彼女にとっては、そのことをうまく伝えられないもどかしさがあったに違いない。私はなんとなく反省をした。

翌る日、彼女はまた同じゲームを私にしてきた。次はびっくりするくらいスムーズなやりとりができた。

その旅行で彼女はなんとなく満足そうな表情をしていた。

私の今年1番印象に残った出来事でした。

この1年、作業センターふじなみの利用者の皆様とたくさん関わることができていろいろなことを学び、経験することができました。

彼女ではないが、ハウス部門にも春から入ってくれた、学生を卒業したばかりの利用者がいます。彼もなかなか自分のことをうまく伝えることができずもどかしいところがあった中、自分のペースで新しい環境に慣れながらたくましく成長してたくさんの作業でハウス部門を支えてくれるようになりました。

新年度前に改めて思うことはいかにここにいて良いと思ってもらえるか、信頼して安心してもらえるかを突き詰めるということでしょうか。

そうすれば、なんとなく利用者の方からいろんなことを表現してもらえるような気がするのです。びっくりするような発見や、純粋さ、彼らが抱いている苦しさみたいなものを日々見つけて、面白いと思ったり、一緒に悩んだり、うまくいって喜んだり、それが彼らのためになっているのかなとまた悩んでみたり。そんなことが無限に終わりなくできるのがこの仕事の楽しみ、やりがいなのかもしれません。

彼らの可能性を信じて安心してそれを表出してもらえる作業センターふじなみで来年度もいたいなとそんなふうに思います😃

作業センターふじなみ

キクラゲの最高に美味しい食べ方みっけ!!

2024年03月04日

生キクラゲの最高に美味しい食べ方を見つけてしまった、、、✨✨

それは、焼きそばに入れることなんです。
びっくりするくらい合う✨
からしマヨネーズなんかかけた日には、たまらない✨

キクラゲってこんなに美味しいのかって感動する職員です😢✨

皆さんも是非やってみてください。

ちなみに作業センターふじなみの職員の中ではひそかに餃子にキクラゲを入れてポン酢で食べるのが流行っています。