飛騨流葉牧場
事業概要
地域の障害者雇用の場として、利用者の適性を見極め、得意なことや好きなことを作業に生かせるよう配慮し、飛騨地鶏の一貫生産(生産~加工~流通)や、ウエス製造を行っています。
また、地元の神社の清掃を行い、地域との繋がりを大切にした活動に取り組んでいます。
事業内容
(1)飛騨地鶏の生産
飛騨地鶏が飼育されている鶏舎には、現在、年間10,000羽以上の地鶏が平飼いで元気に育っています。2012年には国が定めた地鶏の飼育基準を満たし、JAS規格を取得しました。岐阜県のブランド地鶏として全国的に認知されるよう、美味しい地鶏生産に取り組んでいます。
食鳥処理施設 |
鶏舎で育てられた飛騨地鶏は、「食鳥処理施設」で処理されます。 飛騨地鶏を食肉として皆様に提供するには、一定の基準を満たした解体施設で処理を行う必要があります。しかし、これまで「食鳥処理施設」は富山県内に無かったため、飼育した飛騨地鶏は、食鳥処理施設がある隣県の羽咋市まで運び、そこで解体処理を行っていました。 しかし、「食鳥処理施設」を新たに開設したことで、食鳥処理を事業所内で行う事が可能になり、解体手数料や、輸送などにかかるコストの削減につながりました。 食鳥処理施設外観 |
作業場 |
「食鳥処理施設」で処理された飛騨地鶏は、隣接する作業場に運ばれます。そこで串刺し用に小さくカットされ、串に刺すまでの作業が一連の流れで行われています。 このように、飛騨地鶏の生産(第一次産業)から、加工・製造(第二次産業)、そして流通・販売(第三次産業)まで全てを事業所内で行う事による六次産業化が実現しました。 作業場外観。作業場内では飛騨地鶏肉の串刺し作業等に取り組んでいます。 |
作業場外観。作業場内では飛騨地鶏肉の串刺し作業等に取り組んでいます。
今後は、地元農家にも飛騨地鶏の生産を依頼し、生産の拡大を目指すと共に、障害のある方や、高齢者も共に生き生きと働ける共生社会の実現に寄与したいと考えています。
(2)ウエスの製造
「ウエス」とは、工業機械などに付着した油をふき取る布のことで、5㎝×30㎝の大きさに切り揃えた布を、ミシンで縫い合わせて製造し、地元企業に納められています。
ウエスは、タオルや古着、シーツ等の、不要になった布などで作られ、様々な素材で出来たウエスが、用途に合わせて使用されています。
(3)地域の神社の清掃
流葉牧場から車で5分ほどの所にある「大津神社」の清掃活動に取り組んでいます。週に1回ほどのペースで行い、境内、社務所、トイレなど、敷地内の隅々まできれいにしています。
施設概要
所在地 | 岐阜県飛騨市神岡町伏方1919-2 |
開設日 | 2019年1月1日 |
利用対象者 | 何らかの障がいをお持ちで就労したい方、 また、就労体験をしたい方(手帳の有無は問いません) |
職員構成 |
管理者兼サービス管理責任者(1名) 生活支援員(2名) 就労支援員(2名) |