多機能型事業所(就労継続支援B型・就労移行支援) 作業センターふじなみ

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作業センターふじなみ トピックス

2017/07/26

環境って大事です

ふじなみが菌床椎茸の培地を作り始めて、

12年が経ちました。

これまでに一度種になる菌を変えていて、
いまは短期培養で多収穫の「XR1」という

種菌を使っています。
2.5kg用の培養袋におが粉と栄養体と水を混ぜたものを入れて、

約100日ほど培養しています。

培養は専用の部屋で、設定温度は22度、

温度を間違えると、失敗します。
種菌とおが粉と、栄養体、水は完璧なのに、
温度を間違えると品質の良い培地ができないのです。

これは培地だけの話でなくて、よく分からないけど、

ガチョウで作っているパンとかも同じかなと思っています。

 

 

 

培地の作り方や、パンの話をしたかったわけでなくて、

 


人の得意なこと苦手なことだとか、才能だとか能力が高いとか言われているものが、
実は、それを育てる環境によるところが大きいと、感じることが多くあったからです。

テレビで見かけるプロ野球や高校野球で怪物ピッチャーとか

天才バッターとか呼ばれる人たちも、
ずっと生まれた家の近所で草野球をしながら暮らしていたら、
「ちょいと野球が上手な少年」だったり、「球速いよね」で、
そのまま、野球が上手で球が速かったお兄さんやおじさんになっていたと思います。
練習の量だとか努力や情熱なんかも大事なのはもちろんだけど、

「そうなるような環境」が、すごく大事なのではないかと思うのです。

 

野球の話をしたかったわけじゃなくて、

 



つまりは、培地をつくるのに、
種菌とおが粉と栄養体、水があっただけではダメで、
適温と時間が与えられなければ不良品になってしまうのです。

 



そして、このことは利用者さんにも言えることで、

何が得意で、何が好きで、何が出来ては、もちろん大事で
だけど、その力を発揮するには、
発揮できるような環境が最も大事なのだと思います。

ふじなみは種菌を培養して品質の良い培地ができる環境でありたいし、
どんな人も力を発揮できる環境でありたいと思います。

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