作業センターふじなみ トピックス
2019/09/19
見学者が来て思ったこと
作業センターふじなみが開設してから何年も経っているのですが、
毎年たくさんの方が見学に来ていただいています。
昨日も50名近い人が見学に来ていただき、椎茸の仕事を見て行かれました。
不思議な感じですが、福祉施設を見学に来た人は椎茸の栽培方法に興味を持たれ、椎茸栽培について見学に来た人は、障害を持った人の働きぶりに興味を持たれることが多いです。
不思議な感じと言いましたが、なんとなく分かる気もします。自分が詳しい分野はなんとなく想像の範囲内で、知らなかった分野が新鮮に映るのだと思います。
作業センターふじなみには思いどおりにいかない椎茸があります。
そして、思いどおりにいかない人間たちが、
どうやってお互いに「仕事」をやっていけるかについて、毎日考えながら過ごしています。
ざっくり言えば、作業センターふじなみは仕事をする場所なのです。
どの場所で、どんな仕事をしたいか。
どんな仕事をに、どの人がするのか。
それは、決まったマニュアルがあるわけでなく、一人ひとりに合わせたものを考えていきたいと思っています。それによって、みんなの幸福につながるはずだと思います。
多くの人が見学に来てくれている作業センターふじなみは、障害があっても仕事をすることによって幸福になれると言い続けていた先代の理事長の信念に、ずいぶん近いところまでなってきたと思います。