作業センターふじなみ トピックス
2016/07/16
仲間意識
作業センターふじなみでは、仕込み、ハウス、パックと3つの部門に分かれて作業をしています。部門の中でもいくつかのグループに分かれていて、5~8人ずつのグループで作業していることが多いです。これは、菌床椎茸一貫生産には培地の袋詰め、袋折り、植菌、棚並べ、棚降ろし、縦積み、コンテナ入れ、搬入、袋破り、間隔調整、収穫、選別、軸切り、パック詰め、パック流し、シール貼り、仕分け、箱詰め、出荷などの様々な工程があり、それぞれの工程で必要な人数を考えてグループで作業してもらうやり方です。
作業前の朝礼や昼礼で今日の仕事の内容を職員から利用者に伝えます。グループの中には、今日の仕事の内容をわかっている利用者とわかっていない利用者がいるとき、わかっている利用者は、わかっていない利用者に声をかけたり、手伝ったりしています。最初の頃は「大丈夫かな?」「間違ったことを教えてないかな?」と不安でしたが、案外しっかりとできています。
グループの利用者は、同じ作業グループで作業していることから、だんだん仲間意識みたいなものが生まれてきて、作業以外の悩みや心配事をお互いに相談し解決したりしているみたいです。
椎茸の作業から生まれた仲間意識が、悩みや心配事を解決していることを、今頃になって感心してしまいました。