作業センターふじなみ トピックス
2017/04/24
ぽかぽかな日
ふじなみのの近くに新しくグループホームの建設が始まっています。
このグループホームが完成したら、ふじなみの利用者も数名入居予定です。
利用者の中にはどういうふうに生きたいですかと聞いても
言えない人もいるし、言わない人もいると思います。
仮にこういうふうに生きたいとと言って、そのとおりに生きることが
難しい時もあります。
人は大人になるにしたがって、自分のの考えた生き方に近づいて生きていこう
としますが、利用者の中にはそういうふうに生きられない人もいるのかもしれないと
感じることがあります。
障害者福祉がまだ措置制度だったころ、自分の生きたい生き方に関係なく
入所施設に措置され生活していた人もいるかもしれません。
現在は措置制度ではなくなり、自由に自分でどの支援を利用するかを選んで生活する
ことができます。
ただし、措置制度が不幸で、今の制度が幸福かとか、入所施設が不幸で、グループホームが
幸福かとかは、まったくそれぞれであり、その人しだい、考え方しだいだなとも思います。
措置制度ではない今の時代に、「自由に」生きられるとしても、それはそれで、別の大きな
困難があるかもしれません。
「自由な生活」とか「自立した生活」とかは、言葉のイメージは良いけど、障害があっても
なくても、すべてが自由な生活はあり得ないし、障害があってもなくても、誰かに助けて
もらいながら生活しています。
自由な生活や自立した生活に近づけるには、支援する側の努力や責任もありますね。