ペレット班

ペレット班では、主にペレットストーブの燃料として利用されている「木質ペレット」を製造しています。

「木質ペレット」とは、木材を機械で細かく砕き、圧力をかけて、直径6mm、長さ10mm程の円筒形に成形したもので、環境にやさしいクリーンなエネルギーとして注目されています。

 

○廃棄菌床ブロックを使用した木質ペレットの製造

当園の「作業センターふじなみ」では、菌床椎茸の一貫生産に取り組んでいます。ペレット班ではそこで使用済みとなった「廃棄菌床ブロック」を使い、木質ペレットを製造しています。

1.乾燥

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

廃棄菌床ブロックをハウス内に並べ、カラカラになるまで乾燥させます。

 

2.運搬

ハウス内で乾燥したブロックは、「ペレット製造機」のあるハウスまで運ばれます。この作業が「ペレット班」の利用者さんたちの主な仕事になります。

このようなA地点からB地点までの運搬作業は、利用者さんにとって分かりやすく、やりがいや達成感を感じられるものになっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.粉砕・成形

ハウスまで運ばれたブロックは、粉砕機を用いてパウダー状になるまで粉砕されます。

パウダー状になったブロックは「ペレット製造機」

に投入され、木質ペレットに成形され袋詰めされます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○池多リンゴの枝を使用した木質ペレットの製造

ペレット班では「廃棄菌床ブロック」の他に、地域の特産である「池多リンゴ」を栽培している農家から、剪定作業で切り落とされた枝を頂き、木質ペレットを製造しています。

リンゴ農家の皆さんにとって、枝の処分は重労働であり、この作業を当園が担うことで地域貢献につながっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本来なら廃棄されるはずの「菌床ブロック」や「リンゴの枝」を資源として再利用する取り組みは、今世界中で話題になっている「SDGs」につながる活動だと考えられます。