2013/04/11
福祉のプロになるために
以前からこのブログでもたびたび「福祉のプロとして」という言葉を使っています。
めひの野園の職員の間には、この言葉はかなり浸透し、普段から「自分は福祉のプロなのだから・・・。」と心で唱えながら仕事をするというのが、めひの職員のあるべき姿となっています。
とはいうものの、耳慣れない方もいらっしゃるかと思いますので、ここで「福祉のプロ」とはどのようなものなのか、当園園長の言葉をお借りしたいと思います。
福祉のプロになるために
☆利用者個人個人をもう一度見つめ直し、
・この人には「これ以上の仕事は無理だ。」と支援員が見切っては、その人の育つ可能性を閉ざしてしまう。
・この人は「ここまで出来たから、次の仕事(段階)もきっと出来るんだ。」と考える。
・そして、その人のための仕事や事業を開発してあげる。
・ひいては、それが人の、生活の質の向上に繋がっていく。
☆事業所では、
・仕事に関われない利用者に寄り添い、時間をかけて仕事に繋げていく。
・仕事の時間、休憩の時間をきっちり守る。
・一人ひとりの目標を定め、少しずつアップさせていく。
・立ち向かいの労働者を作るのが、支援員の務めである。
☆寄り添うとは、
・自閉症の人たちと文化の共有を図る=共存する
☆共存とは、
・お互いがお互いをよく理解しあう。
・力を持っている人が、力のない人をよりよく理解する。
・多数の人の側が、少数の人への理解をする。
・彼らのことをどう理解するかというところから、事が始まる。
☆自閉症の人たちは、
・時間と空間の中に自分を位置づけることが出来ない。
・私たちが、彼らのそばに歩み寄ってあげる。
・私たちの世界に入ってきやすいように、入ってきやすい道をつくってあげる。
新年度が始まり、10日が過ぎました。これからも以上のことを念頭に置きながら、利用者一人ひとりに思いやりの心を持って、寄り添って行きたいと思います。